去る9月28日(火)、『ひょっこりひょうたん島』や『手鎖心中』(直木賞)でおな
じみの劇作家、井上ひさしさんがヨハネ研究の森を訪れ、特別講義を行いました。
ヨハネ研究の森では、今年度の共同研究テーマである「ジョン万次郎」の研究の
中で、当時の歴史的背景とともに、万次郎はどのようにして英語を獲得したのか、
万次郎は、帰国したときに上陸した沖縄や長崎の人たちが使うことばと、自分が
話すことば(土佐弁)で、どのようにコミュニケーションを図ったのか、このよ
うなことばについても、数ヶ月かけて追求をしてきました。
この時期にタイミングよく、ことばの研究家としても知られる井上ひさしさんを
お招きして、NHKのドラマとして書き上げた、方言をテーマにした『國語元年』
を教材に、セッション形式による特別講義が実現しました。
今回の特別セッションは、朝日新聞創刊125周年記念企画による「オーサー・
ビジット」の一環で実現したもので、講義は予定の1時間半をオーバーして3時間
に及ぶものになりました。
井上ひさしさんは、ヨハネ生の質問にも懇切丁寧に答えていただきながら、真摯
に耳を傾けるヨハネ生の姿勢に、ついには「次回もう一度必ず来ます」と発言。
この予定外の約束に感動したヨハネ生から大きな拍手が湧き起こり、ヨハネの玄
関先での記念撮影後も、ヨハネ生と井上ひさしさんとの交流が数十分も続くとい
う盛り上がりを見せました。
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