卒業生の声

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APU進学
文系男子

遊びに夢中だった僕が、寮で人のために動く大事さに気づき、海外支援を志しAPUへ進学

遊びに夢中だった中学時代
私は小学6年の時に中学校受験をし、ある私立の中学校に入学することができた。当時、友達はすぐにでき、学校にも馴染み、私は「ここなら充実した学生生活を歩める」と思っていた。

しかし、進学後、私は周りに迷惑ばかりかけ続けていた。学校帰りにはゲームセンターやカラオケに通い続け、勉強はせずに授業中も妨害や睡眠ばかりしていたため、定期テストで赤点をとることも日常茶飯事であった。学年で最下位をとったことや、テストで0点をとったことも、何度もある。 私は、親や先生の頭を抱えさせてばかりいた人間だったのである。
ヨハネ研究の森コースの体験入学で私の世界が変わった
そして、とうとうその時はやってきた。中学3年生の時、当時の学校の先生から、高校への内部進学は難しく、たとえ進学できたとしても高校で留年する可能性が高いと告げられたのである。

そんな時、当時通っていた英語塾の塾長先生に、ある学校を紹介して頂いた。その学校こそが、「暁星国際学園ヨハネ研究の森コース(以下ヨハネ)」だった。 寮生活で厳しい学校ではあるが、人間そのものがきっと変わる、とのお話に、私はだまされたつもりで体験入学を申し込んだ。

この体験入学の2日間で、私の世界が変わった。 朝は5時半に起きて寮の掃除をし、6時から朝のウォーキング、8時に登校して次は学校の掃除。授業やテストはなく、自学やゼミ、セッション、スポーツを通してコミュニケーションをとっていくヨハネのカリキュラムは、私にとって非常に魅力的だった。 ここだったら変われる。そう強く感じた。
寮生活で大切なものが見えてきた
そして、ヨハネへの入学を決意した私は、入学試験で合格を頂き、このコースの一員となった。入学後は、ボランティアや合気道の稽古への参加、全員で取り組むセッション、英語学習など様々な経験を通して、人間的に成長できたと感じている。

その成長の一番の源となっているのは、寮生活であると思う。 ヨハネの寮は、一般的な学生寮とは違い、異学年混合の場となっている。そのため、例えばサッカーをするとなった時、上手い先輩達が中心となってプレーするのではなく、小さな中学生から大きな高校生まで、全員が楽しめるサッカーがそこに生まれる。

一つ屋根の下で家族のような関係を築いていく中で、私には自分が一番大切にしなければならないものが見えてきた。それは、他者とのコミュニケーションである。 人と共生し、色々なことを考えていく中で、学べることがたくさんある。ヨハネで過ごした日々から、そう感じることができた。
世界で活躍できるグローバル人材を目指す
この経験を大学で活かしたいと考え、私は立命館アジア太平洋大学を受験し、合格を頂くことができた。 国際生(留学生)が多く在籍する大学で、日本人のみならず海外の人ともコミュニケーションをとり、多くの価値観や文化を知り、将来的には世界で活躍できるグローバル人材になりたいと私は思っている。

もし中学3年生の頃にヨハネを紹介されず、元の学校に残っていたら、私はこの大学に入学することはもちろん、大学進学すら難しかったかもしれない。 私は、ヨハネに入学し、人間としても成長することができた。この学校を紹介してくださった先生、ヨハネ関係者の皆様、そして寮で暮らす私を遠くから見守り続けてくれた家族に、心から感謝している。