卒業生の声

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大阪商業大学進学
文系男子

目標がなく、無気力な中学生だった僕が、孫正義を目指し大学へ

何もしようとしない中学生だった僕
かつて、僕は公立の中学校に通っていました。そんな僕は中学3年生の頃、受験生になったにもかかわらず、勉強はしない、進学先も見つけない、なにもしようとしない状態でした。その理由は、なにを目指したいのかを僕自身がわからず、それでもどうにかなってくれるだろうと漠然と思っていたからです。しかし、ふつうの地元の高校ではつまらないという理由で、通うなら離れた場所にある学校とだけは決めていました。それでも自分自身では動こうとはしない僕に、家族が業を煮やして探し出してくれたのが、ヨハネ研究の森でした。

体験に来てみると、広い空間に本がびっしりと並んでいて、中学生と高校生、先生までもが机に向かい自主学習をしている姿に驚きました。寮での生活も、年齢に関係なく、全学年の生徒がお互い関わっていました。このような不思議で面白い学校は他にはないと思い、僕はヨハネ研究の森コースを受験したいと考えるようになりました。
ヨハネ研究の森に入学し自分と向き合う日々
実際に入学してからの僕には、困惑することが多々ありました。そもそも、自学の時間になにをしたら良いのかがわかりません。そして、外から見ていた以上に上下関係がないことに馴れず、上級生や下級生とどのように関われば良いのかわからなくなって、人を遠ざけてしまいました。

そんなとき、先輩方は僕に歩み寄って下さり、寮に馴染めるようにと世話を焼いてくれました。また、勉強面でも先輩に力を貸していただき、僕が学びたいこととは何かを一緒に考えて下さいました。

そして、僕は自分が心理学を学びたいということに気づき、本を読みはじめました。しかし、本に載っている言葉はわかるけれど意味があやふやで、なかなか理解できません。こうして心理学は中途半端に終わり、次に興味を持ったのは哲学です。人って何なのか、と考えるようになり、人と人との関係について知りたくなった僕は、本を読み、先輩と話して、人間にとっての関係とは何かを学ぼうとしてきました。
孫正義さんに憧れ経営学を学びに大学へ
また、高校三年生になってからは、自分が将来どんなことをしたいのか考えなさいと先生に言われ、悩む日が続きました。すると、先生が貸してくれたのは、ソフトバンクの孫正義さんの自伝マンガでした。  この本を読んで以来、僕は孫正義さんのような人間になりたいと思うようになり、様々な経営者の本などを読み、経営者とはなにかを考えています。そんな僕がヨハネを卒業して向かうのは、大阪にある大学の経営学部経営学科です。

ヨハネ研究の森での三年間は、僕がじっくりと自分に向き合い考える時間だったと思います。今の僕は、勉強できない、目標のなかった中学校時代の自分とは全く違います。僕が変わることができたのは、この学校があったからです。そして三年間この学校で頑張ることができたのは、同世代と時間を共にして、先生方に支えて頂いたからだと思います。