2023年度サマースクールのご報告(1/5)

新型コロナウイルスの蔓延後はじめて、4年ぶりとなるサマースクールを開催いたしました。サマースクールでは、本コース創設時より研究してきた人類の歩みを基盤としつつ、東日本大震災を起点として継続的に活動しているボランティア活動や、研究テーマ「文明と天災」について考えを深めました。

期間中には、「文明と天災」研究を積極的に行っているヨハネ生からの提案を受け、東京大学生産技術研究所付属災害対策トレーニングセンターを訪問し、沼田宗純先生の講義と災害対策本部図上訓練を受講し、被災時の日本における災害対策本部や市民の状況を知り、また、世界各地で頻発する自然災害と人々の生活について実情に即した改善や提案の仕方があることを学びました。私たちにとって合理的であるということが最善ではないことを目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。

2泊3日の間、サマースクール生（外部生）もヨハネ研究の森コースの寮に宿泊し、寮での生活やイベントを体験していただきました。小学生から高校生、卒業生、スタッフを含めて企画したお楽しみ会は大盛況を納めることができ、充実した内容となりました。

この度ご協力いただきました東京大学生産技術研究所付属災害対策トレーニングセンター・沼田宗純先生、研究室の皆さま、サマースクール生の皆さん、誠にありがとうございました。サマースクールの様子は、今後シリーズでお送り致します。