2018年度 研究発表会
2月23日(土)、今年1年間の研究成果を報告する
ヨハネ研究の森の伝統行事「研究発表会」が、
本校セッションホールで開催されました。
近年、人工知能(AI)の目覚ましい発達は、
産業の構造のみならず、音楽や文芸、美術を
はじめとする人間の活動のあらゆる領域に、
巨大な変化をもたらすであろうと予測されています。
日本政府は、あらゆるモノがネットワークを
通してつながり、そこで生まれる巨大なデータを
人工知能が解析していくことで生まれる社会を
「Society 5.0」と位置づけました。
今後の社会を大きく変化させ、人類の役割すら
失わせかねないというAIの「知能」とは、
いったいどのようなものなのでしょうか。
そもそも、私たち人間の「知能」のあり方、
そして人類史上、あらゆる場所や時代において
発揮されてきた人間の知的能力とは、
はたしてどのような性質を有しているのでしょう。
今回の研究発表会では、進化するAIの姿に加え、
人間の表現能力の本質、人類の「知性」の特徴、
科学史を通した人類の知性の姿など、
多様な側面から、人類の本質が検討されました。
教科や学年の枠を超えて、ひとつのテーマを学び、
共に理解を構築していくヨハネ生の姿が、
発表からもあらわれていたように思います。
ご多忙の中、研究発表会にご来訪いただいた皆様、
誠にありがとうございました!