ヨハネ通信

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吉藤オリィ先生講演会「分身ロボットの描く“総活躍”の未来」

ロボット研究者の吉藤オリィ先生による講演会
「分身ロボットの描く“総活躍”の未来」に、
ヨハネ研究の森一同で参加させていただきました。

吉藤先生は、青年版国民栄誉賞「人間力大賞」のほか、
スタンフォード大学 E-boot Camp日本代表、
Googleインパクトチャレンジグランプリ、
AERA誌「日本を突破する100人」、
フォーブス誌が選ぶアジアを代表する青年30人など、
さまざまな受賞・表彰歴をお持ちの研究者です。

吉藤先生の開発された「分身ロボット OriHime」は、
自分が身体を動かせなくとも、離れた場所にいる人と
コミュニケーションを行うことを可能にします。

これによって、これまでにない仕事のあり方、
協働の手段が生まれ、難病などによって
身体を動かせない方たちの社会参加が、
すでに可能となりはじめています。

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私たちは、いま、AIの話題の華やかさから、
人工知能によって人間のあらゆる領域の
問題解決がなされると考えてしまいがちです。

しかし、吉藤先生は、ご自身の経験から、
「その技術は人の役に立つことなのか」を問い、
できなかったことができるようになるもの、
その人の暮らしに役立つものを開発しようと
努めてこられたとおっしゃいます。

そして、私たち人間の生きる意味は
人とつながることから見つかる、と考え、
誰でも他者から必要とされ、それによって
皆が生きがいを得られるようにと
研究を進めてこられたそうです。

先生は、あらゆる人の存在の価値を認め、
それを伝達すること、「存在伝達」が、
ご自身のミッションとお話しになられました。

ヨハネ研究の森も、コース全員が参加する
人類史研究のなかで、人間という生物の本質や、
AI技術の進展など、今回の講演にかかわる
多くのテーマに取り組んできています。

私たち人間は何を本質的に求めているのか、
そして、この社会で何が必要とされているのか。
今回の講演は、これまで触れてきたテーマを
見つめ直す、すばらしい機会でした。

魅力あふれるご講演を行っていただいた
吉藤先生に、心よりお礼申し上げます。

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