君島東彦先生特別講演会「憲法とは何か」
立命館大学・国際関係学部で
学部長をお務めの君島東彦先生による
特別講義「憲法とは何か」が、
ヨハネ研究の森で開催されました。
君島先生によるご講義は、昨年度に
引き続いての開催になり、
ヨハネ研究の森で継続的に検討している
「法」や「憲法」に関する理解を
より深めようとする位置づけとなります。
今回の講演会では、「憲法」の本質を
さらに徹底して考えていくために、
君島先生からいくつもの問題提起が
ヨハネ生に投げかけられました。
日本において「憲法」という言葉は
いつから存在しているのか?
明治期の「憲法」という言葉は、
それ以前の「憲法」と同義なのか?
「憲」という字の源は何を表しているか?
西洋の「constitution」は
何を語源としているのか?
それでは、「憲法」というものを
自分の言葉で表すとどうなるか?
単なる知識の暗記にとどまらない、
「憲法」の本質を自らの頭で問う過程に、
ヨハネ生たちの思考も熱気を帯びていきます。
さらに提示されたのが、社会を規定し、
方向づける「constitution」のあり方です。
ヨハネ生たちは、自分たちが何によって
規定され、方向づけられているのかを、
自身の現実的感覚から確認していきました。
そして、改めて「日本国憲法」のあり方を
振り返るとともに、「国家」の本質と
「憲法」の関連性が示されるなど、
ヨハネ生たちが自らと「憲法」の関わりを
改めて見つめ直すことのできる
すばらしい講義を展開していただきました!
ヨハネ生たちは、今回の講義を振り返りながら
さらに自らの思考を深化させていきます。
貴重なお時間を割いてヨハネ生のために
ご来訪いただいた君島東彦先生に、
心より御礼申し上げます。