ヨハネ通信

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「国際津波防災学会」設立準備会に参加しました

ヨハネ研究の森では、東日本大震災以降、
人類と災害の問題や、防災・減災の
あり方について検討を重ねてきました。

そして今回、これまでヨハネ生に向けて
数多くの講義を行ってきてくださった
地球惑星科学者・丸山茂徳先生が
発起人を務めておられる
「国際津波防災学会」設立準備会に、
ヨハネ一同で参加してまいりました。

準備会は、人類の災害予防や安全保障に
取り組んでこられた山中燁子先生による、
現在の世界における災害をとりまく問題の
お話からはじまりました。
ヨハネ生たちも、自分自身と防災・減災の
関係性を強く感じとっていたようです。

また、スーパーコンピュータ開発・研究者の
齊藤元章先生からは、近年のAIと
コンピュータの発展がもたらすであろう
世界の変化についての講話が行われています。
今回のテーマである防災という観点のみならず、
ビッグデータ解析が人類のあらゆる課題に
貢献しうるということに、ヨハネ生たちは
みな驚きと感動を隠せずにいました。

そして、理化学研究所の戎崎俊一先生による
大正関東地震の海底地形変化に関するお話では、
従来の津波のメカニズムとは異なる仮説によって、
過去の相模湾で発生した津波と海底地形変化に
整合性が生じることが語られました。
ヨハネ生たちも、改めて世の理を探究することの
重要さ、面白さを感じとっていたように思います。

この新たな学会の発起人のお一人である
丸山茂徳先生は、3.11直後、ヨハネ研究の森で
津波のメカニズムの再検討の必要性について
私たちにお話をしてくださっていました。

このご講演の内容は、ヨハネ研究の森の
実践のご紹介とあわせて、書籍として
出版されご好評をいただいています。

(書籍ご案内はこちら)
丸山先生書籍.jpg

丸山先生が、その後も研究を重ねてこられ、
そして今、新しい動きを世の中に
つくり出そうとされていることに、
私たちヨハネ研究の森の一同は、
強く心を動かされ続けています。

今回の学会に加えていただいたことは、
私たちが掲げる「実践」とは何かを
見つめ直すことのできる、
すばらしい機会となりました。
関係者の皆様に、この場をお借りして
お礼申し上げます。
 

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