セッション「DNAとは何か」
今週24日(土)、ヨハネ研究の森一同は、かずさDNA研究所様の
開所記念講演会にお招きいただいています。
この記念講演会では、農業や遺伝子検査といった
話題を軸に、DNA研究の最先端についてお話しいただきます。
今回のセッションでは、私たちが頻繁に耳にする
この「DNA」の存在について、改めて検討を行いました。
私たちは、現在年間統一テーマとして「ことば」の
問題に取り組んでいますが、これと並行して、
生命や歴史といった、人類史に関する問題を
継続的に考えつづけてきています。
セッションでは、教科書に書かれているDNAの知識を
そのまま丸暗記するのではなく、自分たちの中に
明確な理解、具体的なイメージをつくりあげようと
皆で自分自身の「DNA」に対する描きを話し合いました。
細胞の話題から始まり、17世紀にロバート・フックの
『ミクログラフィア』が当時の社会にもたらした驚き、
私たち自身がたったひとつの細胞から生まれたこと、
そして、その細胞のあり方を決めるのは何か…と、
関心は次々と広がり、一人一人の「DNA」像を
より鮮やかなものにしていってくれます。
有性生殖において、まったく異なるDNA同士が
ひとつになり、新たなものをつくり出す様子は、
まるで私たちが検討を続けている「共通語」の
発生過程のようだという発想も取り上げられ、
皆のDNAに対する関心は、大いに高まりました。
土曜日の講演会が、今から楽しみです!