ヨハネ通信

ヨハネ研究の森の日々をお伝えします。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. セッション
  4. セッション「書き言葉とは何か」

セッション「書き言葉とは何か」

ヨハネ研究の森では、グローバル・リーダーに必要な
「地球語」の獲得を目指した学びを続けています。
そこで必要となるのは、単なる日常会話の能力ではなく、
言語を通して知的な探究を可能とする「書き言葉」です。

私たちは、この間、書き言葉を媒介する紙に関する検討や、
印刷博物館様の企画展「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ」の
見学などを通して、書物という存在の研究を行ってきました。

DVC00522.jpg

文字と書物、書き言葉の存在は、人間の思考や感覚を
どのように変化させるのでしょうか。
そして、印刷術の発明による書物の普及は、
私たち人間にどのような影響を与えたのでしょう。

今回、コース代表の横瀬和治先生によるセッション
「書き言葉とは何か」では、これまでの検討を踏まえ、
「ことば」の本質に迫る議論が展開されました。

話題は、参加者の幼少時代の「ことば」に関する記憶から、
幼児語が「象徴機能」という言語の根本に関わっていること、
「ことば」を通した象徴(シンボル)の世界への目覚め…と、
参加者の経験談を共有しながら、知的に、刺激的に
展開されていきます。

その中から見えてきた「書き言葉」の性質と、
それが「話し言葉」と根本的に異なるという気づきから、
私たちが身につけるべき言語の性質も、いよいよ
明らかになってきました。

当たり前のように私たちを取り巻く文字の世界と、
それが私たちの認識に及ぼす大きな影響。
セッションを通して、ヨハネ生たちは「書き言葉」の力に
改めて気づき、今後の言語習得と研鑽への熱意を
いっそう高めていました!

DVC00521.jpg

関連記事

過去のブログ