2024年度卒業式

菜の花が風に揺れ、春の訪れを感じさせる中、3月1日、かずさアカデミアホールにて、暁星国際学園の第44回卒業証書授与式が挙行されました。

今年も、ヨハネ生一同はヨハネ聖歌隊として、お式に花を添えさせていただくことが叶いました。

開式に際しては、本学の校歌である「暁星国際学園の歌」の作詞をされた故・谷川俊太郎さんによる「春に」を、祈りを込めて歌いました。この学び舎での日々を経て迎えた節目の日に、皆の胸の内で強く揺れ動くエネルギーをそのままことばにしたような美しい詞です。

故・田川茂校長先生の御心から、正式に活動を始めるに至ったヨハネ聖歌隊が、コロナ禍を経て、再びこのように学園全体の行事に関わらせていただけるようになった喜びと誇りを胸に、卒業生への想いを歌に乗せました。また、駆けつけてくださったヨハネ生のOB・OGも聖歌隊として加わり、場を共に創ってくれました。

卒業式後、卒業生たちははなむけの言葉を頂きました。卒業は終わりではなく、始まりです。ヨハネ生の真価が問われるのは、この先の世界なのです。
ヨハネで培ってきた、自ら問いを持つ姿勢をいかに持ち続けられるか。
母なる「ことば」を磨き続けてきたヨハネ生が、この混沌とした世界を、ことばによって切り拓き、世界の課題に、当事者意識を持って挑み続けていくことができますように。