ヨハネ通信

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3Dプロジェクト in カンボジア

ヨハネ研究の森では、東日本大震災以来、「できることを、できるひとが、できるだけやる」の3Dを合言葉として、ボランティア活動を行ってまいりました。今では、3Dプロジェクトと称して活動の範囲を広げ、国内のみならず、国外へもボランティア活動と国際交流活動を兼ね海外にも足を伸ばしています。

今回は、カンボジアにて、バッタンバン市郊外にある児童養護施設HOC(Hope of children)での支援活動、プノンペン市にある日本語学校や、プノンペン王立大学とバッタンバン工科大学の学生方との交流会、国立博物館やトゥールスレン虐殺博物館、アンコールワットの見学なども含め、3都市を巡りました。

児童養護施設での活動は、2009年から当地で支援活動を続けておられる岩田亮子さんと、どのようなことができるのか?と、ご相談しながら、準備しました。そして、今回の旅の最終盤にご訪問しました。

到着が夜だったにも関わらず、施設の皆さんが集まっていただき、お互いの自己紹介をかわした後、七夕を共に祝い、蚊帳を吊って一夜を過ごさせていただきました。

次の朝からはたこ焼きをつくったり、日本語やそろばん教室を開いたり、一緒に綱引きやサッカー、絵の具での色づくりなどをして、楽しみました。皆様からいただいた、お洋服や靴などをはじめ、文房具や教具などの寄付品もお渡しすることが出来ました。

カンボジアは、東西冷戦の時代に混乱の中、戦争や虐殺で多くの人命が失われた歴史があります。それ以前にも、植民地時代、古代王朝の栄枯盛衰を経ています。様々な人種、様々な立場の人たちが、経済的な急成長を遂げる現代を生きています。必ずしも恵まれないことも、複雑な事情を抱えざるを得ない子供たちは多いです。 

そうした背景がある中で、研究員は、目を輝かせて人懐っこく接してくる子たちと、目の前の時間を実に楽しそうに共有していました。

幸せとは何かを考えさせられた、という声もあがりました。

今回のプロジェクトで得たものを、ヨハネ研究の森一同で共有し、今後の学びにつなげていきます。

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