ヨハネ通信

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立命館宇治模擬国連MUNに参加しました(1/3)

2023年12月、ヨハネ研究の森コースから総勢16名が、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて開催された第5回立命館宇治模擬国連に参加しました。ヨハネ生はMUN代表団2チームと運営ボランティアに分かれて準備を進め、12月初旬のオンラインセッションを皮切りに、2日間にわたる対面での模擬国連に挑みました。

模擬国連 (Model United Nations、MUN)とは、中高生を含む学生が世界各国の大使、つまり外交官として振る舞い、実際の国連会議さながらに、議題についてリサーチしたことをもとに政策を立案し、英語でスピーチを行います。そして、議題をめぐるディスカッションを通して、政策について自分たちに近い考えを持つ国々と連携し、国際社会における問題を解決すべく、国益を守りつつ各国と交渉し、提案を重ねたりまとめたりしながら可決させていくプログラムです。

この活動は1923年にハーバード大学で行われた「模擬国際連盟」から連綿と受け継がれ、世界各国で開催されています。立命館宇治での第5回MUN大会には、全国から250名を超える高校生が集い、3つの会場に分かれ白熱した政策スピーチや議論を英語で交わしました。

立命館宇治模擬国連へ代表団として参加するためには、その第一歩として政策立案を具体的な形にまとめたPosition Paperを作成する必要があります。この文書は、議題に対する自国の立場や政策を、国内外の情勢、これまでの国連諸機関の対応を考慮しつつ、未来への希望と見通しを提案し、これらを支える論理を述べるものです。そのためには、提案する政策が説得力を持つよう、国際情勢に加え、問題の歴史的背景も考慮する高い思考力とリサーチ力、そして TOEFL IBT 85, IELTS 6.5程度の英語力が求められます。

ヨハネ研究の森コースでは、国際的な背景を持つ者や日本出身でありながら語学に大変秀でたメンバーが在籍しており、また、全寮制の寮生活で育んだ多文化理解の精神や他者と共に生きる喜びを基盤として、魅力ある政策を立案することができました。本大会前には、準備段階で中学1年生から高校3年生、大学生、大学院生、主任研究員(教職員)全員が一丸となってリサーチし、議論し、代表の研究員(ヨハネ生)が発表できるまで共に邁進する姿は、ヨハネ研究の森コースならではの学びのあり方を実践できたものと自負しております。

ヨハネ研究の森コースの模擬国連参加は3回目となりますが、これまでは新型コロナウィルス感染予防のためオンラインでの参加となっており、今回初めて対面での挑戦となりました。

次回のブログでは、当日の様子などを詳しくご紹介します。

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