2011年度学園祭 公開講座開催のお知らせ
2011年9月22日(木)
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ヨハネ研究の森コースでは、学園祭2日目の9月25日(日)に、エネルギー政策の第一人者であるエネルギー戦略研究所所長の山家公雄様にお越しいただいて、お話を伺います。

ヨハネ研究の森コースでは、東日本大震災をきっかけに、エネルギーとは何か、あるいは今後のエネルギーあり方など「エネルギー」についての検討を進めてきました。今回の公開講座では、エネルギー社会に変革をもたらす次世代送電網として世界で注目を浴びている「スマートグリッド」を切り口にして、新しいエネルギーのあり方についてはもちろんのこと、人類史上、大きな転換期に来ているかもしれない科学技術の発展していく方向などについても皆様と一緒に考える機会にしたいと考えています。

生徒の保護者様やヨハネ研究の森コースに興味をお持ちの方にも是非お越しいただき、「エネルギー」について生徒たちと一緒に考えると共に、ヨハネ研究の森の学びの一端に触れていただきたいと思います。

[2011年度学園祭 ヨハネ研究の森公開講座]
日 時: 2011年9月25日(日) 13:30〜17:00
テーマ: 次世代エネルギー・ネットワーク「スマートグリッド」とはなにか
講 師: 山家公雄先生(エネルギー戦略研究所所長)
会 場: ヨハネ研究の森 地下ホール
参加費: 無料(できる限り事前に参加のお申し込みをお願いいたします)
お問い合わせ先: ヨハネ研究の森コース tel:0438-52-3296(9:00〜17:00)

[スマートグリッドについて](概要)
現在の電力供給システムは、利用する側の状況にかかわらず、電力会社から一方通行的に送電され、使用状況の把握も困難で、万一需要が供給を上回った場合、大停電を未然に防ぐこともできません。
スマートグリッドは、発電から供給までのプロセスと利用者の状況を情報ネットワーク化し、発電方法の多様化、送電の拠点の分散化、電力の安定供給化、そして新エネルギーの改革を実現するものとして、米国などの一部地域ですでに実践されているものです。エネルギーのインターネットと呼ばれることもあります。
具体的な例として、需要が供給量を上回る危険性があるときは、エアコンなどの電気器具をネットワークが制御し、節電モードを起動させたり、電子レンジなどの機器の使用をストップさせたりして、電力の使用を制限できるようになります。
スマートシティ、マイクログリッドという言葉もこれと似た概念で使われることもあるようです。

山家公雄先生略歴:
エネルギー戦略研究所所長。
1980年東京大学経済学部卒業後に日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。
電力、物流、食品業界の担当を経て、1998年新規事業部環境対策支援室課長、エネルギー部電力室課長、ロサンゼルス事務所長、環境・エネルギー部次長、調査部審議役などを経て現在、エネルギー戦略研究所(株)取締役研究所長。
環境とエネルギーの分野と国際部やロサンゼルス事務所勤務などの経験から、国際的な視点から環境政策を見ており、米国など海外のエネルギー事情に詳しく、電力自由化政策などの著書多数。

主な著書:
「エネルギー復興計画―東北版グリーンニューディール政策」2011年 エネルギーフォーラム新書
「迷走するスマートグリッド―誰も書かなかった次世代インフラの本質」2010年 エネルギーフォーラム
「オバマのグリーン・ニューディール」2009年 日本経済新聞出版社
「ソーラーウォーズ」2009年 潟Gネルギ−フォーラム
「日本型バイオ・エタノール革命」2008年 日本経済新聞出版社 他


昨年度の公開講座の様子



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