ヨハネ研究の森サマースクール2007

 8月5日から9日までの5日間、恒例のヨハネ研究の森サマースクールが開催されました。
 今年の共同研究テーマは「地球温暖化は本当か?」です。
メディアでは気候変動が激しいことで地球が温暖化しているという 報道がなされていますが、ヨハネ生はこの温暖化が本当なのかということについて 研究を進めています。
 第一日目のオリエンテーションではヨハネのサマースクールについて、 サマースクールでの諸注意、班編成について話しがありました。
 2日目、テーマに沿ったセッションの始まりです。 このサマースクールの会場となった、クラブハウスは冷房設備の調子が悪く 窓を開けてのセッション開始となりました。
 横瀬先生はこの会場が暑いと感じるか丁度いいと感じるか、それとも汗が出て 爽やかに感じるかということから話を始められました。
 天気予報で猛暑日の予報である35℃という数字を聞いてそれが暑いのか、 その温度とはどこの気温なのか、都会のビルやアスファルトの上でも同じなのか、 日本でも予報は晴れとでるが、全国的に晴れる日はあるのかという実感で感じることができる 疑問点を提示することを中心にして話が進みました。
 続いて参加生徒に対しての質問です。
 なぜこの部屋の窓を開けるのか、外の暑い空気は室内に入ってくるのか、 どうして風を感じるのか、風はどうして起きるのか、空気は温まると上に行くことが 実感できるか、そして温暖化しているという実感はあるか。とテーマについて提示されました。
 温暖化について実感することができるのかという質問に生徒は意見を出し合いました。  昼食をはさんで午後から元アメリカ副大統領のゴア氏によるドキュメンタリー映画、 「不都合な真実」の映像資料を見ました。
この映像資料を振り返って二酸化炭素が温暖化の原因だということ、平均気温が上がるという データの説明に話が展開しました。
 この平均ということについて、生徒がこの日に取ったメモのページ数について発表しました。 ある生徒は30枚、またある人は5枚では平均すると13枚になるということです。その平均という 概念が実にあやふやなことを理解して、その後チームに分かれて学内の気温の測定に出かけました。
 あるチームはアスファルトの上、また、木の上やグランドの真中と様々な場所で測定し記録しました。
 夜は次に日に講演していただく丸山教授のプロフィールについてチームごとに話をしました。

                       サマースクール(その2)-->