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  今回は高雄研究室を訪れました。
 まずメンバーは小学五年生から高校一年生までの12名・・・・う〜ん多彩、もともとヨハ
ネ研究員たちは個性派揃いですが、高雄ユニットも偉才、異能がそろっております。ま
ず高校一年生のYちゃん。絵本作り・今すぐに世に出てもおかしくないほどの腕前。日
本未発表のハリーポッターの原書をいきなり電子辞書片手に読んでいます。あるいは小
学六年生にしてすでに物語る力を発揮、小説を書くI君、同じく六年生で赤毛のアンを
百回以上も読み諳んじ、最近では言葉の始まりについて思索するUちゃん、中学二年生
でゲーム制作者を目指すNちゃん、後輩の面倒を一手に引き受け戸惑う新入生をヨハネ
の生活に導き、懐の深さを見せる中学三年生R君、抜群の言語センスで、言葉について、
あるいは宇宙についてセッションで速射砲のように発言の止まらない高校一年のSちゃ
ん、フラダンス研究のためハワイ大学留学を目指す中学二年生Aちゃん、神話研究に取
り組む中学二年生H君、元怪獣、コミュニケーション能力に長ける元祖ヨハネ生小学五
年生のMちゃん、「歴史は読むものではなく、自ら作るものだ」と独自の歴史観を主張
する中学一年生のK君、太宰を読みふけり、自分探しを続ける高校一年生のMちゃん、
2学期からヨハネに入り、算数が好きになったという小学6年のTちゃん・・・いやは
や、たのもしい面々です。
 高雄研究室の一日はまず「今日の学習」を朝、高雄主任に提出することから始まりま
す。時間割のないヨハネでは一日の過ごし方を自分で考えねばなりません。一日の目標、
計画をたて、それを実行できるかどうかという観点で一日を過ごすのです。そして夜
(通学生は午後の学習終了時)に、自己分析、評価を書いて再び主任に出します。こう
やって少しずつ自己管理することを覚えてきています。午後、小学生は算数タイムでそ
れぞれの課題を学びます。また、ユニット生全員で百マス計算、筆算、漢字、ことわざ、
名文暗唱などをやります。なぜこんなことをやるのかと聞いてみますと、より深い仮説
検討型の学び、思索ができるようになるためには基礎、基本の学びが欠かせないと考え
ているからとのこととです。  セッションは、ヨハネ生全員で行う「ウェゲナーについ
て」、小学生と中学一年生で行う「算数ゼミ」、横瀬教務主任の「英語入門講座」、英
語教材MAP修了者対象の「How to MAP」、更に上級の「English composhition」
に選抜者が参加しています。高雄ユニットは比較的低年齢者が多いので、全体のセッシ
ョンでの発言はまだあまりありませんが、算数ゼミでは活発に議論しています。「数は
どのようにして生まれたのか」「足し算、引き算、掛け算、割り算、人類は一番最初に
何算をやったのか」「“りんご2個の2”と“100は50の2倍の2”は同じなのか、違
うのか」。小学六年生のI君と中学1年のK君を中心に話は認識論にまで及びます。英
語入門講座では、横瀬教務主任の愛ある厳しさと学びの世界の楽しさへの道案内で、研
究員たちは「目からうろこ!」ヨハネへ来た意味を実感したようです。「僕はイコール
とequalが全く違う言葉だということに気がついた」「生まれて初めて徹夜をして、1
から100まで覚えた。楽しい」「言葉がどんどん積み重なって、どんどん頭に入ってく
る」「二回遅刻をしましたがこれからもよろしくお願いします。」今、英語で一から千
兆までと加減乗除を学んでいます。





研究室訪問記 2
- ヨハネ研究の森コースだからできる学び
文/ヨハネNEWS編集部