グローバル人材教育

(1)ヨハネ研究の森とグローバル人材教育

私たち暁星国際学園ヨハネ研究の森コースは、 「地球的視野をもって世界に貢献できるリーダーを育てる」 ことを教育目標のひとつに掲げ、創設以来15年にわたって グローバル教育の実践を続けています。 急速にグローバル化の進展する現代において、 あらゆる人との相互理解を創り上げ、 問題解決と共生を実現できる人間の存在を、 社会は希求し続けています。

ヨハネ研究の森は、大学をはじめとする研究期間、 社会貢献活動に深い理解を示す企業やNPOと連携し、 新たな教育プログラムの開発・実践に臨んできました。 こうした当コースの姿勢は、多くの教育関係者や 企業の皆さまから、たいへん高くご評価いただいています。 また、平成26年度からは文部科学省によって スーパーグローバルハイスクール・アソシエイト校に 選定され、より優れた教育課程の研究開発の実現を 各方面から大きくご期待いただいています。



(2)グローバル・リーダー育成の3領域

ヨハネ研究の森では、グローバル社会で活躍する人材に 必要となる3領域の能力を設定し、育成プログラムの 実践・開発に取り組んでいます。

(i)「地球的視野(Global Perspective)」の育成

人類史・地球史的視野に基づく「年間統一テーマ」を設定し、 教科横断的・全学的な課題研究を通して、 異文化間の相互理解を可能とする精神を養います。

(ii)「人間性 (Global Competence)」の涵養

現代社会の第一線で活躍する実践者と共に学び、 他者と共生しようとする意識や、国際社会において 主体的に活動しようとする高い使命感・意志を育てます。

(iii)「地球語(Global Language)」の習得

地球語である英語と、母語(日本語)の2言語によって、 知的探求・相互理解・問題解決を可能にするための 第二言語習得プログラムを実施します。



(3)研究機関・企業・NPOとの提携プログラム

ヨハネ研究の森では、グローバル教育に深い理解を示す 研究機関・企業・NPOの皆様との連携によって、 日々新たな教育プログラムの実現に努めています。

(i)プログラム例

・講演会、研究室訪問など

「21世紀・人類史の分岐点」
「人類史のなかの政治と民主主義」
「国際平和協力を仕事にして」
「世界に目を向ける理由」
など、第一線の実践者をお招きしての特別講演会や、研究機関・企業などの研究室訪問を精力的に実施しています。

・社会貢献活動、チャリティ活動など

東日本大震災復興支援ボランティア活動「3Dプロジェクト」に継続的に参加しているほか、東日本大震災復興支援コンサートや、カンボジア国際支援活動など、社会貢献活動の実施を推進しています。

・研究成果の普及・対外的報告など

『3.11本当は何が起こったか 巨大津波と福島原発 ―科学の最前線を 教材にした 暁星国際学園 「ヨハネ研究の森コース」の教育実践』出版のほか、企業・NPO主催の教育研究会において、教育活動の成果を多数、ご報告してきています。

(ii)提携先、協力機関の例

・大阪大学大学院 国際公共政策研究科
 提携校として、Future Global Leaders Campなど
 各種教育プログラムへの参加にご賛同いただいています。

・(株)4030ホールディングス
 提携関係のもと、3Dプロジェクトをはじめとする
 社会貢献活動への支援や、教育プログラムへの
 ご支援・ご協賛をいただいています。

・(株)BookSmart
 第二言語教育プログラム実施にあたり、
 より効果的なプログラム実現のため
 継続的な協力体制を築いています。

・三四朗音楽事務所
 聖歌隊コンサートや講演会等へのご支援を通して、
 ヨハネ聖歌隊による社会貢献活動の場を
 より広げていただいています。

このほか、多くの大学研究室、教育機関、研究所、 NPOの皆さまにご支援いただきながら、 ヨハネ研究の森の教育実践は進められています。



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